六甲ミーツ・アート芸術散歩2023「beyond」では、公募アーティストによる作品プランを募集します。
⇒3/20追記 本日公募サイトがオープンし応募フォームが公開されました。
https://rokkomeetsart.jp/koubo/
是非ご覧ください。
<六甲ミーツ・アート芸術散歩2023「beyond」とは>
六甲ミーツ・アート芸術散歩は、神戸・六甲山上で毎年秋に開催される現代アートの芸術祭です。
2010 年からこれまでに13 回開催され、延べ470 組以上のアーティストが参加しました。
今年 14 回目の開催にあたり、六甲ミーツ・アート芸術散歩は、六甲ミーツ・アート芸術散歩2023「beyond」として新しく生まれ変わります。
テーマ:表現の向こう側(にあるもの)Beyond Representation
多様性をもつ世界との密接な繋がりから逃れられない時代を生きる私たちは、異なる価値観や文化、方法
論に出会ったときにどのような態度をとることができるのかを問われています。既存の価値観にとらわれず
新しい価値観の提示や再解釈を通じて社会との接続や共生を試みる表現者各位の作品とその先にあるも
のに目をむける芸術祭を目指しています。自然豊かなレジャーと観光の場で地域性や歴史文化、施設の
特性を活かした作品プランを募集します。
募集期間
2023年3月20日(月)~5月7日(日)
Web応募の場合:最終日の 24時締切。※応募フォームは募集開始とともに公式HPに掲載します
郵送応募の場合:当日消印有効、持ち込み不可。
募集後のスケジュール
一 次 審 査:5月下旬
実 現 性 審 査:6月上旬
入 選 者 発 表:6月下旬(Webサイト等で発表)
二 次 審 査:8月24日(木)
各賞発表・表彰式:8月25日(金)
応募資格
年齢や国籍、プロ、アマチュア、個人、団体などは一切問いません。
審査員 ※五十音順、敬称略
雨森 信 (あめのもり のぶ)
Breaker Projectディレクター、インディペンデント・キュレーター
京都市立芸術大学美術学部卒業後、設計事務所、ギャラリー勤務を経て、フリーランスのキュレーターとして活動。2002年「NPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)」を立ち上げ、企画・運営に携わる。2003年より大阪市文化事業の一環として「Breaker Project」を始動、西成区を拠点に地域に根ざしたアートプロジェクトに取り組み、独自の表現手法を編み出すアーティストと共に新たな表現領域を開拓する。また「水都大阪2009」にて藤浩志のプロジェクト「かえるシステム」、「BEPPU PROJECT2010」、「札幌国際芸術祭2017」、「さいたま国際芸術祭2020」などでキュレーターを務めるなど、様々な現場において地域に根ざしたプロジェクトの実践に取り組み、活動を通して「現代の社会における芸術の役割」を探求する。大阪公立大学都市科学・防災研究センター特別研究員、甲南女子大学、関西学院大学非常勤講師。
小山田 徹(こやまだ とおる)
美術家/公立大学法人京都市立芸術大学美術学部長・教授
1961年鹿児島生まれ。1984年、京都市立芸術大学在学中にパフォーマンスグループ dumb type を友人達と結成。1988年まで在籍。その後、コミュニティカフェなど様々な人々が集う場の開発を行い、共有空間の創造を活動の主体とする。現在は焚き火を使った場の開発を主に行い、weekend cafe’ や green mountain college などの場を開いている。子供や大人達の学び合いの場である「にわにわ」も進行中。2018年、東京都美術館の企画展「BENTO おべんとう展・食べる・集う・つながるデザイン」に家庭内のお弁当プロジェクトを出品。2010年より京都市立芸術大学彫刻専攻で教鞭をとる。現教授。
三分一 博志(さんぶいち ひろし)
建築家(「自然体感展望台 六甲枝垂れ」設計者)
瀬戸内を拠点に建築が地球の一部となることをテーマに地域に根ざした設計を行う。
2011年「犬島精錬所美術館」(岡山県)では、日本建築学会賞と日本建築大賞を同時受賞。「宮島弥山展望台」(広島県)からの眺望は、2015年ミシュラングリーンガイド(フランス)の三つ星と評価され、翌年「自然体感展望台 六甲枝垂れ」も同一つ星を獲得。
2017年 「直島ホール」(香川県)で国内の公共建築では初の受賞となるWallpaper*Design Award 大賞(イギリス)と2度目の日本建築学会賞を受賞。2018年「The Daylight Award」受賞(デンマーク)など、海外での評価も高い。
その他、瀬戸内国際芸術祭2019に出展した「The Naoshima Plan 『水』」(香川県)や世界遺産原爆ドームに隣接する「おりづるタワー」(広島県)、2017年には日本・デンマーク外交関係樹立150周年・親善大使として、展覧会「システアナ美術館 “THE WATER”」(デンマーク)を手がける。
現在、デンマーク王立芸術アカデミー教授(非常勤)/山口大学客員教授/島根大学客員教授
著書:三分一博志 瀬戸内の建築(TOTO出版)/三分一博志作品集JA81(新建築社)
芹沢 高志(せりざわ たかし)
P3 art and environment 統括ディレクター
1951年東京生まれ。神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことから、89年にP3 art and environmentを開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。
とかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(2002年)。横浜トリエンナーレ2005キュレーター。別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(2009年、2012年、2015年)。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。ART PROJECT KOBE 2019 TRANS- 総合アドバイザー。さいたま国際芸術祭2023プロデューサー。2012年から2021年3月まで、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)のセンター長を務める。
著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(ABI+P3)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)などがある。
中野 仁詞(なかの ひとし)
公益財団法人神奈川芸術文化財団(神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場)学芸員
1968年神奈川県生まれ。第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2015年)日本館 塩田千春「掌の鍵」/横浜トリエンナーレ2017 「島と星座とガラパゴス」キュレーター。
主な企画に、パフォーミング・アーツでは、音楽詩劇 生田川物語-能「求塚」にもとづく(創作現代能、2004年、神奈川県立音楽堂)、アルマ・マーラーとウィーン世紀末の芸術家たち(音楽・美術、06年、同)、生誕100年ジョン・ケージ せめぎあう時間と空間(音楽・ダンス、11年、神奈川県民ホールギャラリー)。
現代美術展では、神奈川県民ホールギャラリーにて、塩田千春「沈黙から」 (07年)、小金沢健人「あれとこれのあいだ」(08年)、日常/場違い(09年)、「デザインの港。」浅葉克己(09年、10年)、泉太郎「こねる」(10年)、日常/ワケあり(11年)、さわひらき「Whirl」(12年)、八木良太「サイエンス/フィクション」(15年)、大山エンリコイサム「夜光雲」(20年-21年)、ドリーム/ランド(22年-23年)。KAAT神奈川芸術劇場では、日常/オフレコ(14年)、突然ミュージアム(15年、16年)、塩田千春「鍵のかかった部屋」(16年)、「詩情の森」-語り語られる空間&オープンシアター(17年)、さわひらき「潜像の語り手」(18年) 小金沢健人「Naked Theatre-裸の劇場」(19年)、冨安由真「漂泊する幻影」(21年)、志村信裕「游動」(21年)、鬼頭健吾「Lines」(22年)。塩田千春「いのちのかたち」(那覇文化芸術劇場なはーと・21年)、コネクションズ-さまざまな交差点(小田原三の丸ホール・22年)ほか。
慶應義塾大学大学院美学美術史学専攻前期博士課程修了。女子美術大学/東海大学非常勤講師。
森 司(もり つかさ)
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業部 事業調整課長
1960年愛知県生まれ。公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 事業部 事業調整課長https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/。女子美術大学特別招聘教授。前職の水戸芸術館現代美術センターには20年勤務し、「クリスト展」(1991年)、「川俣正デイリーニュース展」(2001年)、「日比野克彦の一人万博」(2005年)、「宮島達男Art in You」(2008年)などの個展やグループ展を企画する。
現職の中間支援事業となる「東京アートポイント計画」を立ち上げの2009年から担い、ディレクターとしてアートNPO等との協働による街なかでのアートプロジェクトの企画運営支援にあたる。2011-2020年まで「東京都による芸術文化を活用する被災地支援事業(Art Support Tohoku-Tokyo)」を担当し、2015-2021年まで東京2020公認文化オリンピアード事業「東京キャラバン」「TURN」のプロジェクトディレクターを務めた。2021年度より「クリエイティブ・ウエルビーイング・プロジェクト」の推進役を担っている。
山川 佳乃(やまかわ よしの)
六甲山観光株式会社 六甲ミーツ・アート芸術散歩 2023 「 beyond 」ディレクター/キュレーター
1971年三重県生まれ。関西学院大学文学部美学科卒。
1994年六甲オルゴールミュージアム(現ROKKO森の音ミュージアム)オープニングスタッフとして入社。学芸員として、展覧会の企画や自動演奏楽器等の展示に加えてコンサートの運営も担当。2010年4月から6年間、同館副館長として施設コンセプト“居心地の良いミュージアム”を目指して尽力。2016年から本社(六甲山観光株式会社)で六甲ミーツ・アート芸術散歩や六甲山上施設全体のプロモーションを担当。2021年1月よりROKKO森の音ミュージアム館長と六甲ミーツ・アート芸術散歩ディレクターを兼任。2022年より六甲ミーツ・アート芸術散歩ディレクター/キュレーターに専任。
※書類選考(1 次審査)は、上記に加え、本展総合ディレクター /キュレーター 高見澤清隆が審査員として参加します
《公募参加者向け 合同下見会》
キュレーターまたは事務局スタッフが各会場をご案内します。
ご希望の方は申し込みフォームより事前にお申し込みください。
日時
4月15日(土)、16日(日)/各自13時 ~17時(終了時間は予定)
ご参加の方に限り、無料で会場を下見いただけます(六甲ケーブル六甲山上駅までの交通費はご負担ください)。
《オンライン質問会》
現地下見が困難な方を対象に、キュレーターとテクニカルディレクターが質問にお答えするオンライン質問会を開催します。
ご参加の方は申し込みフォームより事前にお申込み下さい。
日時
4月22日(土)18時~19時
開催方法
Zoom