神戸には多くの人気観光スポットがありますが、子どもと一緒に楽しめる場所となると限られてしまうかもしれません。家族みんなで楽しめるプランを考えるのに苦労している方もいるのではないでしょうか。
神戸には、日本最大級のアスレチックや乗り物好きな子どもにぴったりの体験施設、歴史を学べる博物館など、さまざまなタイプのスポットがあります。この記事では、子連れで楽しめる神戸の観光スポットを7つピックアップしてご紹介します。
グリーニア
グリーニアは日本最大級のアスレチックパークで、子どもから大人まで楽しめる場所です。2024年5月時点で、全174ポイントの陸上・空中・水上アスレチックが設置されています。人気動画クリエイター・フィッシャーズの監修によるアスレチックもあり、体を動かしながら一日中楽しめるでしょう。
車で神戸から約35分、大阪市内から約60分とアクセスしやすく、700台分の広い駐車場があります。六甲山上バスや六甲有馬ロープウェーに乗って訪れることも可能です。
冒険王国「グリーニア」を子連れで楽しもう
冒険王国グリーニアには、陸上アスレチックや空中アスレチック、水上アスレチック、ロングジップスライドなどさまざまなアトラクションが設置されており、自然の中で思い切り冒険を満喫できます。高い場所に登るときはハーネスを装着するなど、安全対策も万全です。
幅広いメニューがあるレストランや、アウトドアクッキングを楽しめるバーベキュー場もあるため、食事の心配もありません。グッズショップでは、グリーニアのオリジナルグッズやお土産を買うことも可能です。フォトスポットやムービースポットも多いため、家族の思い出づくりにぜひ訪れてみてください。
子どもと楽しめるグリーニアの人気エリア
子どもと一緒に楽しめる人気エリアを紹介します。
フォレストアドベンチャー
フォレストアドベンチャーは、自然の森をそのまま活用した空中アスレチックです。地上2〜15メートルに設置されていますが、落下を防止するためのハーネス(安全器具)を装着するため、落ちる心配はありません。
ジグザグに配置された木の板の上を渡っていく「ジグザグクロッシング」、吊り橋を渡っていく「グランパブリッジ」、V字に張られたネットを越えていく「チベタンブリッジ」など、バリエーション豊かなコースを楽しめます。子どもと一緒に声を掛け合いながら進めば、家族の絆が深まるでしょう。
水上アスレチック
水上アスレチックは、大きな池の上に設けられたアトラクションです。落ちると水の中というドキドキ感や、コースを攻略する達成感を得られるでしょう。
ぶらさがって腕の力で進む「長い長い水上うんてい」、大きなネットにつかまって縦横無尽に進む「巨大ネットの壁」、池に浮かぶ小さな島を飛び越えていく「ぷかぷかアイランド」など、スリル満点のアスレチックが子どもたちを待ちうけています。
バラエティアスレチック
バラエティアスレチックは、一風変わったアトラクションが並ぶエリアです。フォトスポットとしても人気があり、子どもと一緒に写真を撮ればよい思い出になるでしょう。
ロープにつかまりながらドラム缶を転がす「ゴロゴロドラム缶渡り」、壁画の中に入って遊べる「ゲームの中に飛び込んで」、ジャンプして高い壁の上を目指す「そりたつカベ」など、独創的なアスレチックが並んでいます。
(参考: 『グリーニア』/ https://www.rokkosan.com/greenia/)
ファミリア神戸本店
ファミリア神戸本店は大人と子どもが一緒に、良質なものに出会える場所です。お買い物はもちろん、体験やカフェなども子どもと一緒に楽しめます。
店舗へは、JR元町駅・阪神元町駅から徒歩5分、地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅から徒歩3分でアクセスできます。車の場合は、近隣の提携パーキングを利用することも可能です。
子どもの個性を育む「ファミリア神戸本店」
ファミリア神戸本店は、子どもの個性を磨き、感性を豊かに育みたい方にぴったりのスポットです。子ども向けのアイテムが販売されているだけでなく、体験や学びのプログラムも充実しています。親子で参加できるワークショップなども開催されているため、気になる方はぜひ事前にチェックしてみましょう。
ファミリア神戸本店の見どころ
以下、ファミリア本店の見どころをピックアップして紹介します。
atelier
「atelier(アトリエ)」は、ものづくりの背景を知り、自由にものづくりを楽しむことができるエリアです。ワークシートにファミリアのお洋服を作るときに出てしまう生地の端材を貼ったり、色を塗ったりして、空想のモノづくりを楽しめる無料のワークショップが開催されています。
LABO
LABOは、子育てをもっと楽しんでほしいという想いから生まれた学びの空間です。妊娠から2歳までの期間を豊かに過ごすための「1000daysプログラム」、2歳から就学前の子どもの学びの場「KIDS LABO」など、さまざまな体験が提供されています。
WHITE BEAR CAFE
WHITE BEAR CAFEでは、ケーキやクッキーと一緒にノンカフェインのコーヒーや紅茶を楽しめます。子ども向けのジュースやおかゆもあるため、乳幼児を連れていても安心して利用できるでしょう。
(参考: 『ファミリア神戸本店』/ https://familiar.co.jp/a/shops/detail/kobe-honten)
バンドー神戸青少年科学館
バンドー神戸青少年科学館の常設展示
バンドー神戸青少年科学館は、科学や宇宙について体験しながら学べるサイエンスミュージアムです。
神戸新交通ポートライナー線の三宮駅から北埠頭方面に乗り、南公園駅で下車して徒歩約3分でアクセスできます。駐車場はないため、車で行く場合は近隣のコインパーキングなどを利用しましょう。
「バンドー神戸青少年科学館」は家族みんなで楽しめる
バンドー神戸青少年科学館では、展示や体験を通して気軽に科学に触れながら、子どもから大人まで楽しい時間を過ごせます。プラネタリウムのほか、実験ショーや太陽を観測できる天体観測室、科学の本が約2万冊もある科学情報室なども人気です。
バンドー神戸青少年科学館の見どころ
バンドー神戸青少年科学館の見どころは以下のとおりです。
ドームシアター
ドームシアターは、神戸市内で唯一のプラネタリウムです。2022年7月にリニューアルオープンし、星空に一番近い場所として人気があります。最新の投影機が設置されており、本物のような星空を眺めることが可能です。
全天周映像システムにより360度のリアルな映像に包まれながら、親子で宇宙旅行を体験できるでしょう。
展示室
バンドー神戸青少年科学館には、テーマの異なる6つの展示室があります。子どもと一緒に展示を見つつ、体験を通して学んでいきましょう。
具体的には、飛行機の操縦や産業用ロボットの動きを楽しめる「第1展示室」、コンピューターが扱う情報やAIについて学べる「第2展示室」、地球や太陽系について学べる「第3展示室」などがあります。
(参考: 『バンドー神戸青少年科学館』/ https://www.kobe-kagakukan.jp/)
太閤の湯
太閤の湯は、有馬温泉にある施設の一つです。温泉街を散歩しつつ、立ち寄ってみるのもおすすめです。神戸や三宮から電車で30分ほどで到着するため、観光で疲れた体を癒しに行ってみましょう。
癒しの温泉「太閤の湯」
太閤の湯には、露天風呂や蒸し風呂、岩盤浴などがあります。露天風呂は6つあり、五右衛門風呂や岩風呂、療養泉レベルの炭酸泉など、さまざまなタイプのお湯を楽しめます。日常とは異なるお風呂を家族で楽しむのもよいでしょう。
太閤の湯の見どころ
太閤の湯の見どころをピックアップして紹介します。
黄金の蒸し風呂
「⻩金の蒸し風呂」は、人気の施設の一つです。太閤・秀吉が建てた「⻩金の茶室」をイメージして作られており、桃山時代の雰囲気を感じながらリラックスできます。
岩盤浴
太閤の湯には、金泉幕湯岩盤足湯と銀泉陣幕岩盤足湯という2つの岩盤浴があります。金泉幕湯岩盤足湯は、江戸時代の貸切風呂「幕湯」をテーマにした屋外型の岩盤浴です。
銀泉陣幕岩盤足湯は、陣地を作るための幕「陣幕」をモチーフにした屋外型の岩盤浴です。異なる雰囲気の岩盤浴をぜひ楽しんでみてください。
お食事処
太閤の湯には、レストランやフードコートもあります。屋台風フードコートでは、定食や丼もの、めん類のほか、ソフトクリームなども食べられるため、子どもと一緒に楽しめるでしょう。
(参考: 『太閤の湯』/ https://www.taikounoyu.com/)
グリコピア神戸
グリコピア神戸は、お菓子ができる工程を見学できる施設です。家族で遊べるコーナーも多いため、神戸観光の候補地の一つとして検討してみましょう。アクセスは、神戸市営地下鉄西神中央駅より神姫バスに乗り、下車徒歩約1分です。
お菓子作りを体験できる「グリコピア神戸」
2018年に大幅リニューアルしたグリコピア神戸では、展示・体験コーナーをスタッフが丁寧に案内してくれるので、楽しみながらお菓子作りに関する知識を深められます。工場のビスコ生地をそのまま使ってオリジナルビスコを作るプログラムもあり、作り立てのおいしさをその場で楽しめます。
グリコピア神戸の見どころ
グリコピア神戸に行く前に、見どころをチェックしておきましょう。
ポッキーファクトリー
ポッキーファクトリーでは、人気のお菓子であるポッキーが完成するまでの工程を見学できます。さまざまな機械が並んで動いている様子がガラス越しに見えるので、お菓子作りを身近に感じられるでしょう。
デジタルクッキング
デジタルクッキングは、ゲーム感覚でお菓子作りを体験できるコーナーです。デジタルスクリーンに映し出された映像を見ながら、オリジナルのお菓子を作ります。子どもと一緒にオリジナルのお菓子を考えれば、よい思い出になるでしょう。
グリコピアショップ
人気のポッキーやプリッツはもちろん、Glicoのオリジナルグッズも購入できます。限定品や新商品も多く扱っているため、お土産にもぴったりです。
(参考:『グリコピア神戸』/ https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/kobe/)
カワサキワールド
カワサキワールドは、川崎重工のテクノロジーを体験できる施設です。乗り物好きの子どもと一緒に楽しめるため、ぜひ家族で訪れてみましょう。市営地下鉄海岸線のみなと元町駅から徒歩10分でアクセスできます。
テクノロジーを学べる「カワサキワールド」
カワサキワールドは、神戸海洋博物館内にあります。120年以上の歴史がある川崎重工グループの企業ミュージアムで、さまざまな乗り物に触れられることが大きな特徴です。子どもと一緒に遊びながら、技術のすばらしさやものづくりの大切さを実感してみましょう。
カワサキワールドの人気エリア
子どもと一緒に楽しめる人気エリアを紹介します。
カワサキワールドシアター
カワサキワールドシアターは、ヘリコプターや大型船などをワイドスクリーンで紹介するコーナーです。陸・海・空で活躍するさまざまな乗り物の映像を、約14メートルの大きなスクリーンで楽しめます。
モーターサイクルギャラリー
モーターサイクルギャラリーは、歴代マシンやレース車を展示しているエリアです。人気のバイクを見学できるだけではなく、実際にまたがれるコーナーもあります。親子で乗ってみれば、レース気分を味わえるでしょう。
陸のゾーン・海のゾーン
陸のゾーンには0系新幹線の実物、海のゾーンには運搬船の大型模型が展示されています。操縦体験もできる電車のジオラマや水上バイクのシミュレーターもあるので、小学生以上の子どもも楽しめるでしょう。
(参考: 『カワサキワールド』/ https://www.khi.co.jp/kawasakiworld/index.html)
兵庫県立考古博物館
兵庫県立考古博物館は、考古学に触れて体験できる施設です。子どもと一緒に発掘を楽しめるエリアもあるため、ぜひ遊びに行ってみましょう。JR土山駅の南口から「であいのみち」を歩いていけば15分ほどで到着します。有料駐車場もあるため、車で訪れることも可能です。
考古学のワンダーランド「兵庫県立考古博物館」
考古博物館には、発掘を学べる体験展示、原寸大の模型を見学できるテーマ展示、弥生時代にタイムスリップできる館外展示など、さまざまなコーナーがあります。見るだけではなく体験を通して歴史を学べるため、親子で訪れてみるのもおすすめです。
兵庫県立考古博物館の見どころ
以下、兵庫県立考古博物館の見どころを紹介します。
古代体験
考古博物館では、古代人の文化や技術を学べる体験会が開催されています。開館日ならいつでも実施しているため、興味のある方は参加してみましょう。
具体的な内容としては、古墳時代のネックレス「まが玉」を作る体験や、弥生時代の稲刈りの道具「石包丁」を作る体験、古代の道具を使った火おこし体験などがあります。参加するためには当日に受付で予約が必要ですので、忘れないようにしましょう。
体験展示 発掘ひろば
「発掘ひろば」は、実際の発掘現場を体験できるコーナーです。本物の住居跡をまるごと設置して発掘現場を再現しています。考古学者になりきって、スコップを使って発掘プールから遺物を掘り出しましょう。
であいのみち
であいのみちは、JR土山駅から兵庫県立考古博物館まで約1,250メートル続いている緑道です。緑道には6つのタイムトンネルゲートや歴史的な出来事を紹介する解説板があり、縁石には25メートルごとに100年さかのぼるタイルがあります。古代にタイムスリップするようなワクワク感を楽しめるでしょう。
(参考: 『兵庫県立考古博物館』/ https://www.hyogo-koukohaku.jp/)
まとめ
今回は、子連れで楽しめる神戸の観光スポットを7つピックアップして紹介しました。博物館や工場見学など、さまざまな選択肢があるため、子どもの興味に合わせて選んでみましょう。
体を動かすのが好きなら、最初に紹介した「グリーニア」がおすすめです。森の中や水の上を駆け巡りながら1日中楽しめます。声を掛け合いながらアスレチックを攻略すれば、親子の絆も深まるでしょう。
(参考:『グリーニア』/ https://www.rokkosan.com/greenia/)
戻るのじゃ!