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2020年10月29日 |イベント

オーディエンス大賞 決定しました!

オーディエンス大賞結果発表MV

全展示作品(アーティスト44組48作品)を対象に、来場者の皆様の人気投票で選出するオーディエンス大賞。
今年の大賞以下3賞がついに決定しました!

【投票実施期間】
9/12(土)~10/25(日)


六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020 
オーディエンス大賞 受賞者

《グランプリ》賞金50万円
竹内みか
「センチメンタルパーク駅-追憶のなかの楽園-」

展示場所:六甲有馬ロープウェー 山頂駅

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作品の主なモチーフ、素材として扱われているのはメロディーペットです。
一度は乗ったことがある方も多いと思いますが、
各地の遊園地が次々と失われて行く中、この遊具も見られなくなってきました。
私たちはぬいぐるみや人形に怖さを感じる事があります。
そうした怖さとは少し違う感覚が作者の作品からは感じられますが、それは懐かしさから
生じるものかも知れません。
懐かしく、可愛らしく、切なくて少し怖い、記憶の中の遊園地とその時代の空気感が、
私たちひとりひとりの中に蘇ります。
心に深く入り込んでくる作品です。

《投票理由》
・何とも言えない郷愁と、ユーモア、そしてちょっぴりの毒…。あの会場には、何かがある!と思わせる作品でした。
・哀愁漂う動物たちの表情を、駅舎に配置するという竹内みかさんの発想が素晴らしい。配置の仕方も見事です。

など

《アーティストプロフィール》
神戸市生まれ、神戸市在住。 大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科卒業

広告代理店勤務のグラフィックデザイナーを経て、2010年より制作活動をはじめる。 モチーフにしているのはメロディペットと呼ばれる動物型遊具。 全国の遊園地を巡って取材したものを元に、絵画やインスタレーションなどを制作している。

顔写真

《受賞コメント》
この度は六甲ミーツ・アート芸術散歩2020オーディエンス大賞グランプリを賜りまして大変光栄で嬉しく思っております。
初めての大掛かりなインスタレーションへのチャレンジが果たせたのは、たくさんのご尽力があってこそでした。心より感謝申し上げます。
本作に触れ、移り変わる時代の中いつのまにか失われているものがあるのではと立ち止まってみる機会をもってもらえたなら幸いです。


《準グランプリ》賞金20万円
C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
「六甲イカスヴィラ」

展示場所:グランドホテル 六甲スカイヴィラ 迎賓館

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「六甲イカスヴィラ」は、約10年間使われていなかった建物全体を「活かす」そして「イカす!」小さなアートセンターです。C.A.P.メンバーだけでなく、関連する国内外の多くのアーティストによって構成されるプロジェクト。展示作品の鑑賞に加えてアーティストや観客同士、会話を交わす機会を作ることが目標です。関わった人たちが六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020全体を立体的に認識できる機会を作っていきたい、と考えています。期間中の情報更新は、C.A.P.のホームページから確認いただけます。

《投票理由》
・使われなくなった建物を活かすというのが、素晴らしいなと思います。
・その役目を失った建造物を舞台に、各作家の濃密な世界観が各部屋に展開していく様に圧倒されました。それそのものが一つの美術館のようで、何度でも訪れたい魅力を感じました。

など

《アーティストプロフィール》
1994年に設立された「C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)」は「The Conference on Art and Art Projects」の略で、神戸を拠点に文化活動を推進する非営利団体です。現代社会に活きる芸術の研究、芸術を社会に浸透させる新たな仕組み作りを主な目的に、定期的な研究会の開催、新しいかたちでの展覧会の企画・開催、シンポジウム、レクチャー、ワークショップの開催、芸術に関する情報の交換、及び提供など、社会とアートを繋ぐ活動を行っています。 本展では関連作家含め31名が作品展示に参加予定です。

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《受賞コメント》
コロナの影響は続いていますが、こんな時こそ人の顔が見える出会いの場をつくろう。六甲・ミーツアート 芸術散歩2020に来場された方や参加アーティストのみなさんがアートを巡って出会う場になることを目指し、30余名のアーティストがこの企画に参加しました。「六甲イカスヴィラ」はまだ変化し、ぼくらは活動を続けます。この企画にぴったりの賞をいただけて嬉しい限りです。一度来られた方もまたぜひお越しください。素敵な賞をありがとうございます。(C.A.P.代表 下田展久)


《第3位》賞金10万円
(提供:一般社団法人 兵庫県宅地建物取引業協会)
内田望
「いきもののかたち」

展示場所:六甲山サイレンスリゾート

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作者は金属を金槌でたたいて形を作る「鍛金(たんきん)」の技法により主に動物や植物をモチーフにした造形にアプローチしています。
動植物には人間には無い個別の優れた能力があり、それが拡張、再解釈されて作品に表現されています。
スタイリッシュで楽しく、誇りに満ちた動物たちはどこか古めかしくもあり、素材の特性を活かす確かな技術に裏打ちされた独自の 彫刻表現です。

《投票理由》
・鍛金による造形に圧倒されました。滑らかな曲線美の鯨や荒々しい凹凸のあるサイの肌感覚に圧倒され時間の経過も忘れるくらいに魅入っていました。
・見た瞬間、その質感と作り込みの精密さに惹かれました。圧倒的な存在感。webで画像を見たときから気になっていましたが、実物はもっと素晴らしかったです!

など

《アーティストプロフィール》
1987年 神奈川県生まれ、神奈川県在住 2012年
多摩美術大学大学院 美術研究科工芸金属専攻修了

内田は、動物や昆虫などの生物は本来の飛行能力や潜水能力など人間には、まねのできない特化した能力を象徴的に描いている。 人間が持たない能力を補う為に生み出した科学的技術を本来の能力を持つ生物と融合させることで能力を可視化させた。 また、それと同時に生物たちの生態から受ける印象を具現化させている。 制作スタイルとして金属工芸技法の一つである鍛金技法を用い、主材として鉄を扱って制作。 鉄の持つ硬さ、質感。素材を活かした表現を行っている。

内田望

《受賞コメント》
この度はオーディエンス賞を頂くことができ、とても光栄で嬉しく思っています。
今回、六甲ミーツアートに初めて参加させて頂き、関西圏での展示も初。初の経験ばかりでした。
どのように作品が見てもらえるか期待と不安がありましたが、様々な人に作品を見て頂き、投票という形で作品の評価を得られたことは今後の制作の励みになります。
展示会場の六甲山サイレンスリゾートは歴史ある建物であり、とても雰囲気のあるクラシカルモダンな空間でした。
美術館とは異なる空間に作品を置くことで、普段とは違う雰囲気で作品をお見せする事ができた事も嬉しく思います。
最後に本展示において会場の協力、関わって頂いたスタッフの方々、皆様に感謝致します。

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