Language

Rokko meets art! おすすめプラン

非日常の空間をピクニック気分でお散歩写真。
六甲山の自然の中に現れた現代アートの作品を楽しもう!

Plan2 ビジュアル
写真教室プランイメージ

じっくり思いを巡らす芸術散歩 アートプラン

制作の背景にあるストーリー、素材や製法、景色との調和などにも着目。芸術家になった気分で作品をめぐってみましょう。ピックアップした作品をご紹介します。

はが みちこ

アート・メディエーター

はが みちこ twitter

アート・メディエーター。関西を中心に、アート等にまつわる各種執筆、展覧会やイベントの企画、コーディネーション、コンサルティング、授業、その他もろもろをおこないます。六甲ミーツ・アートは学生時代から毎年の秋の楽しみ。

アートプランスケジュール

※横へスクロールしてご覧ください。

※六甲山上までの行き方はコチラ
※時間は目安です。山上バスの時刻表はコチラ
会場には休憩ポイントがたくさん。ランチやおやつの計画はこちらから

  • spot 1

    JR新神戸駅

    今年は市街地会場が新登場。まずは新神戸駅に降り立って、今年の六甲ミーツ・アート巡りをスタート。
    六甲山麓までの直行バスなども利用して、芸術散歩を満喫しよう。

    もっとみる
  • spot 2

    六甲オルゴールミュージアム

    急行バスで一気に麓まで到着した後は、ケーブルカーとバスを乗り継いで山上の会場へ。
    最初のスポットは、コンサートや美しい中庭が魅力の六甲オルゴールミュージアム。

    もっとみる
  • spot 3

    六甲高山植物園

    オルゴールミュージアム脇の木道を抜けて、六甲高山植物園へ。

    もっとみる
  • spot 4

    六甲山カンツリーハウス

    中心に広がる大芝生が魅力。エリア内奥の「カンツリーアートギャラリー」にも作品があるのでお見逃しなく。

    もっとみる
  • spot 5

    自然体感展望台 六甲枝垂れ

    特徴的な建築を持つ、六甲山上で一番標高の高い展望台。外観も素敵だけど、内部の構造にもご注目を。スタッフによる建築の解説も行っています。

    もっとみる
  • spot 6

    六甲有馬ロープウェー 山頂駅

    六甲枝垂れから徒歩5分で到着。サテライト会場・有馬温泉エリアへの玄関口もここ。

    もっとみる
  • spot 7

    風の教会エリア

    安藤忠雄初めての教会建築「風の教会(六甲の教会)」と、敷地内の旧オリエンタルホテル跡地を合わせた会場。「風の教会」は六甲ミーツ・アート期間限定の特別公開。

    もっとみる
  • spot 8

    グランドホテル六甲スカイヴィラ 迎賓館

    六甲山の夜景や自然を楽しめる山岳リゾートホテル。ロビーや、別館の客室空間でじっくり作品鑑賞を楽しめる。

    もっとみる

前田耕平「イトム」

新神戸駅では、前田耕平の《イトム》がお出迎え。なぞめいた大きな土の塊の彫刻は、シルエットからすると、もしや大仏?(タイトルの文字列に目を凝らしてみて)傍らにあるのは、仏型シルエットを担いで神戸の市街地を歩く作家のパフォーマンス映像。数珠つなぎに繋がる神戸の街の映像に、不思議と引き込まれてしまう。土の彫刻は、前田の手によって、会期中に新神戸駅から六甲山へと少しずつ移動させられる予定。山上で、姿を変えた《イトム》に出会えるかも。

スポットイメージ

撮影:高嶋清俊

新神戸駅からは、市営の急行バスで六甲ケーブル下駅に直行できる。市街地からわずか30分で、緑あふれる六甲山の麓まで楽々と到着。(急行バス時刻表はこちら

スポットイメージ

MATHRAX〔久世祥三 + 坂本茉里子〕「風のうたよみ」

木々の根元で休むのは、愛らしい鳥の木彫作品かな?と、微笑ましく眺めていたら、実はこれはインタラクティブなメディア・アート。有機的なフォルムをした鳥の身体をそっと撫でてみると、電子音の優しい音楽が奏でられる。この音楽は、自然の環境音や、ミュージアム所蔵のアンティーク・オルゴールの音をデジタル変換したもの。オルゴール・ミュージアム中庭の自然環境と一緒に奏でるハーモニーが美しい。

スポットイメージ
スポットイメージ
スポットイメージ

谷澤紗和子×藤野可織「木霊」

アーティストの谷澤と小説家の藤野のコラボレーションは、オブジェとテキストを交差させることで、通常ではとらえがたいようなモノの存在を、両者のあいだの領域に出現させる。今回は、この植物園でもひときわ存在感を放ってきた松と榎の木霊が顔を出し、道ゆく人に語りかける。二つの大木からの研ぎ澄まされた呼びかけは、あなたにはどんな風に届く?

スポットイメージ
スポットイメージ

宮木亜菜「机とおなかの歩き方」

長靴やカゴ、植物など、さまざまな物が乗せられたテーブルが並ぶ。これは、宮木が会期中の日曜日に六甲山でパフォーマンスをし、そこで使うものや収集したもの。パフォーマンスといっても、この重たいテーブルを自力で支えて歩き回り、会場内の気に入った場所で「ピクニック」するささやかなもの。自分の身体に負荷をかけ、世界との関わりにテンションが生じる様子の一端を見せている。日曜日は「ピクニック」中の作家を探してみたい。

スポットイメージ
スポットイメージ
スポットイメージ

早崎真奈美「白い山」

「白い山」、それはかつて木材が乱伐され花崗岩が剥き出しとなった、六甲山の姿を見た植物学者の言葉から着想を得た。付近の石切場跡から集められた御影石の上には、六甲山の植物をモチーフにした数々の切り絵が白い山を形づくる。ゆらゆらと揺れる植物は、当時は岩山だった六甲山の未来の姿の蜃気楼のよう。自然環境の大きく変化してきた土地の歴史を、静かに教えてくれる。

スポットイメージ
スポットイメージ

史枝「わたしが縫う景色」

古布を用いたパッチワークで、自身の心象を伸びやかに抽象化してみせる瑞々しい作家。六甲山にまつわるモチーフをポップに散りばめた作品には、山の開拓にも関係した居留外国人らしきお顔も。《わたしが縫う景色》というタイトル通り、この作品のレプリカ・フラッグを手に記念撮影をすることができる(今年のメイン・ビジュアルのイメージ)。旗を掲げて、神戸市街を眼下に眺めたなら「六甲ミーツ・アートに来た〜(今年も!)」と実感できるはず。

スポットイメージ

撮影:高嶋清俊

スポットイメージ

7 竹内みか「センチメンタルパーク駅―追憶のなかの楽園―」

むかし懐かしい動物型遊具・メロディペットの魅力に魅せられ、全国の遊園地を訪ね歩く竹内。今回は彼女が蒐集したメロディペットを用いて、哀愁あふれる世界をインスタレーションに。使われていない会場のゴンドラと化学変化を引き起こし、忘れ去られようとしている存在達が白昼夢のように息を吹き返す。作家滞在時にはメロディペットに乗ることができるので、ぜひもう一度体験してみて。

スポットイメージ

撮影:高嶋清俊

サテライト会場の有馬温泉エリアに向かうには、ここからロープウェーに乗ろう。温泉めぐりも組み合わせた、ゆったりアート旅も魅力的。
☆有馬温泉エリアのマップはこちら

スポットイメージ

8 山城大督「《Monitor Ball》ver.Rokko」

安藤忠雄の静謐なコンクリートの教会に展開されるのは、ひときわミニマル、そして饒舌なインスタレーション。自然の移ろいをうつす映像からなる立体は、池であり、また窓であり。自然の一部を内に引き入れる手法が、日本建築の感性を思わせる。舞台作品など、場を演出する作品を多く手がける山城ならではといえるアプローチ。

スポットイメージ

9 中村邦生「風狂ハウ巣」

六甲山の雄大な自然は、しばしばアーティスト達を挑戦に向かわせる。廃木材を組み合わせ、ロープで繋いだ大掛かりな構造体を、作家は巣と呼ぶ。山中に暮らす仙人のように、会期中に中村はこの《風狂ハウ巣》に棲みついて、自然の音を集めたり、また自ら演奏したり、日々、自然と対話をして生活する。生存と表現が密接に繋がる自身の芸術観を「風狂」という言葉に込め、自らを風狂師として体現しようとする若い実践。

スポットイメージ
スポットイメージ

10  C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)「六甲イカスヴィラ」

10年あまり遊休化していたホテルを「イカす(活かす)」ための活用プロジェクト。手がけたのは、神戸市立海外移住と文化の交流センターで長らく活動を続けてきたC.A.P.のアーティスト達。客室の一室一室に、廊下や階段に、30名あまりのアーティストの表現がみっちり展開され、ここだけでも見応えたっぷり。六甲ケーブル山上駅に展示される、C.A.Pがかねてから交流を続けているドイツ・ブレーメンのアーティスト達の作品もあわせて鑑賞して、神戸を中心とした表現者達のネットワークの密度を体感してほしい。

  • 「六甲イカスヴィラ」出展アーティスト等詳細はこちら
スポットイメージ
スポットイメージ
スポットイメージ

information

  • 散策に便利な周遊マップも配布中!

    お得な『鑑賞パスポート』販売中!

    有料会場にお得に入場できる鑑賞パスポートを販売しています。

  • 散策に便利な周遊マップ付き!!

    SNSフォトコンテスト開催中

    会場で撮影した写真に
    「#六甲ミーツアート2020行ったよ」を付けて投稿しよう!