自動演奏楽器に圧倒される
演奏家のいないコンサート

「森の音ホール」では、アンティーク・オルゴールなどの自動演奏楽器やからくり人形などのコレクションを展示しています。
こうした自動演奏楽器やからくり人形は、今から100年~150年ほど前に、ヨーロッパやアメリカを中心に活躍していました。
ROKKO森の音ミュージアムでは、コレクションの演奏・実演を実際にお楽しみいただけるコンサートを毎日開催しています。
大型の自動演奏楽器による迫力の生演奏や繊細なオルゴールの音色など、100年以上前の人々も耳にしていた音色をお楽しみください。

皆様に心地よくお過ごしいただくために

・コレクション保護のため、建物内でのご飲食はご遠慮ください。
・カフェ提供のドリンクを含む、水漏れの恐れのあるものは建物内にお持ち込みいただけません。カフェのメニューはテイクアウトできません。ご飲食はガーデンにてお楽しみください。
・繊細な音色の楽器などもご紹介します。皆様がじっくりとお聴きいただけるよう、コンサート中の撮影はご遠慮ください。但し、スタッフのご案内により一部撮影可能なものもあります。
・アンティークを含む、繊細な楽器を展示しています。コレクション保護のため、お手を触れないでください。但し、一部スタッフのご案内により演奏体験できる時間もあります。

演奏プログラム

演奏家のいないコンサート

人間が演奏するのではなく、自動演奏楽器が自動で演奏を行うコンサートを、当施設では「演奏家のいないコンサート」と題しています。

コンサートのテーマは季節ごとに変わります。個性豊かなコンサートスタッフたちが、テーマに合わせて演奏する楽器や楽曲をその時々でピックアップしてご紹介します。  

時間

■下記期間以外

10:00~/11:00~/12:00~/13:00~/14:00~/15:00~/16:00~(各回30分間)

■2024年8月24日(土)~11月24日(日)の土日祝

10:00~/10:30~/11:00~/11:30~/12:00~/12:30~/13:00~/13:30~/14:00~/14:30~/15:00~/15:30~/16:00~(各回20分間) 

※混雑時にはコンサートの開催回数を増やすため、開催時間が急遽変更となる場合がございます。予めご了承ください。

※近日のコンサートスケジュールはこちら

 

・・・同時開催・・・

コンサート以外にも、自動演奏楽器や自動人形の魅力をご紹介するプログラムを開催しています。

特集タイム

子供から大人までお楽しみいただけるテーマから、ちょっとディープなテーマまで、テーマを変えてコレクションの魅力に迫ります。

このお時間は演奏や実演の写真や動画などをご自由にお撮りいただけますので、思い出作りにもぴったりです。

演奏時間

11:35~/15:35~(各回10分程度) 

※混雑時にはコンサートの開催回数を増やすため、開催時間が急遽変更となる場合がございます。

※毎時00分と30分から約20分間の「演奏家のいないコンサート」を実施する日は、特集タイムは実施しません。

コレクション紹介

楽器のコンディションにより記載の演奏時間を予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

自動演奏オルガン デカップ・ダンス・オルガン “ケンペナー”

自動演奏オルガン デカップ・ダンス・オルガン “ケンペナー”

Decap Dance Organ ”De Kempenaer”

1938年 ベルギー デカップ社製

 

高さ約4.6m、幅約7.8mの世界最大級のダンス・オルガン。ダンスホールなどで、楽団の代わりとして活躍していました。その迫力ある演奏、多彩な曲目数は、聴く人を心から楽しませてくれます。

 

期間実演時間
通年10:00~/12:00~/13:00~/14:00~
  

※上記コンサート時間内で演奏

 

RUMBA TAMBA【1分46秒】

 

シリンダー・オルゴール サブライム・ハーモニー

シリンダー・オルゴール サブライム・ハーモニー

Sublime Harmonie

1880年頃 スイス 製作者不詳

 

サブライム・ハーモニーとは、良い音を生み出すための工夫です。同じ音の配列を持つ2枚の櫛の調律を微妙にずらすことによって、ここちよい音色を響かせます。また、フォルムの美しさも特徴です。

 

ウィーンの森の物語(シュトラウス2世作曲)【1分08秒】

 

自動人形 エクリヴァン

自動人形 エクリヴァン

Ecrivan

1988年 スイス ミシェル・ベルトラン製作

 

夜更けにピエロが手紙を書いています。ウトウトと居眠りを始めると、ランプの火が消えそうになります。目覚めたピエロは灯を大きくしてから、再び手紙を書き始めます。

ディスク・オルゴール ロッホマン”オリジナル”172型

ディスク・オルゴール ロッホマン”オリジナル”172型

Lochman ”Original” Style 172

1904年頃  ドイツ ロッホマン”オリジナル”社

 

ディスク(円盤)を使って演奏するオルゴールです。付属楽器のベルも加わって、華やかな音色を響かせます。コインを入れると演奏する仕組みになっています。

 

結婚行進曲(メンデルスゾーン作)【1分48秒】

 

自動演奏ヴァイオリン フォノリスト・ヴィオリーナ

自動演奏ヴァイオリン フォノリスト・ヴィオリーナ

Phonoliszt-Violina

1910年頃 ドイツ フッフェルト社製

(1993年 ジークフリート・ヴェンデル復元)

 

ピアノの伴奏にのせて、3挺のヴァイオリンがメロディを奏でます。ヴァイオリンの弦の外側に取り付けられている金属製の輪が弓の役割をし、ヴァイオリン自身が弓の方に傾いて音を出します。

 

期間実演時間
通年11:00~/15:00~

※上記コンサート時間内で演奏

 

オペラ『サムソンとデリラ』から「あなたの声に心は開く」(サン=サーンス作曲)【6分16秒】

 

自動演奏オルガン ヴェルテ2型

自動演奏オルガン ヴェルテ2型

Welte style 2

1900年 ドイツ ヴェルテ社

 

木製・金属製のパイプオルガンをメインに、大太鼓・小太鼓、シンバル、トライアングルが付属した自動演奏オルガンです。まるでオーケストラのような演奏をすることから「オーケストリオン」とも呼ばれています。当時は、コンサートホールや豪華客船で、オーケストラの代わりとして活躍していました。

自動演奏オルガン ハーヴェスト

自動演奏オルガン ハーヴェスト

Harvest

1991年 オランダ ヘンク・フェーニンヘン

 

縦横約3mの大型の手回しオルガンです。大小の太鼓、シンバルなどが加わって、華やかな演奏が特徴です。裏側の直径70cmの鉄のハンドルを回して演奏します。お祭り広場のような屋外の広い場所で楽しまれる楽器です。

 

カッコウワルツ(ヨナーソン作曲)【2分13秒】

 

スタッフの推しコレクション

自動人形 エルネスト

自動人形 エルネスト

ファンとして通っていた時代に、彼をどうしても見たくて登場時間まで3時間待ちました。スタッフになり憧れの彼を動かせるようになった時、改めて感慨深い気持ちになった一台です。

エルネスト推しのスタッフ
4歳の時から通っていた生粋のファンです!自動人形を含め所蔵品たちが大好きです!スタッフ歴よりもお客さんとして通っていた年数の方が長いので、参加して楽しいと思えるコンサートを目指しています。驚きと発見を共に楽しんでいきたいです♪
ディスク・オルゴール ポリフォン103型

ディスク・オルゴール ポリフォン103型

側面に「Drop a Penny in the slot」と書かれていて、イギリスのカフェやパブなどで使用されていたと考えられるディスク・オルゴールです。当時のイギリスの日常を感じさせてくれます。

ポリフォン103型推しのスタッフ
自動演奏楽器が活躍していた19~20世紀のヨーロッパの歴史、特にイギリスの娯楽史が専門です。当時の人々の生活の様子と、それを彩る自動演奏楽器はどんなものだったのでしょうか?コレクションを取り巻く歴史や文化についてご紹介していきます。
蓄音機 ビクトローラ・クレデンザ

蓄音機 ビクトローラ・クレデンザ

「蓄音機の最高峰」と呼ばれる機種です。電気的に音を増幅させることなく生み出される音色の迫力は、動画では伝え切れません。是非、直接、音を聴いていただきたい逸品です。

クレデンザ推しのスタッフ
コレクションに10年程携わっています。どのコレクションも個性的で気分屋で、たまに演奏してくれなくなったり、音を外したりします。そんな気難しいコレクションたちのマネージャーのような気持ちで、主役たちを引き立たせるコンサートを目指します。
シリンダー・オルゴール サブライム・ハーモニー

シリンダー・オルゴール サブライム・ハーモニー

一面の杢目模様(一般的な木目とは違い稀に現れる複雑な模様)と、中央にある螺鈿細工が素敵でいつ見てもうっとりします。重厚なオルゴールを支える猫脚も高級感漂うデザインです。

サブライム・ハーモニー推しのスタッフ
見た目にも美しい自動演奏楽器には様々な種類の木材が使われています。木工をしていた経験を活かして、美しいケースの見どころをご紹介します。ちょっとマニアックな木材のお話、聞いてみたいという方はぜひお声がけください!
ディスク・オルゴール ポリフォン54型 “ミカド”

ディスク・オルゴール ポリフォン54型 “ミカド”

はじめてこのオルゴールの音色を聴いた時、こんなに豊かな音色がするのかと思いました。100年以上前の人はどんな気持ちでこの音色を聴いていたのか、想像しながら聴くのもオススメです。

ポリフォン54型 “ミカド”推しのスタッフ
当施設のコレクションはどれも魅力的で個性的な楽器たちです。音色に耳を傾け、姿かたちを見つめ、それぞれの楽器とコミュニケーションをとるように日々勉強中です。皆様もぜひ友達になるような気持ちで楽器の音色をお楽しみください。
自動人形 エクリヴァン

自動人形 エクリヴァン

短い時間の中で、じっと見つめてしまうようなストーリーと細やかな造形の美しさを見せてくれる自動人形です。衣装や巻鍵にも面白い点があるので、是非お近くでご覧ください。

エクリヴァン推しのスタッフ
世界の服飾史や自動人形の歴史に興味があります。いつの世も変わらない美しい自然に囲まれた当施設で、移り変わってきた歴史ある楽器の音色にひたっていただけたらと思います。自動演奏楽器や自動人形の魅力を楽しくご案内します。
自動演奏オルガン オルガネッタⅡ型

自動演奏オルガン オルガネッタⅡ型

製作者が一台一台愛情をこめて制作している現代日本製の手回しオルガンです。あたたかく優しい音色が特徴です。見た目の美しさと付属のベルと太鼓の可愛らしさにも心を奪われます。

オルガネッタⅡ型推しのスタッフ
はじめてコレクションの音色を聴いた時は、オルゴールの心地良い音色に心が癒され、オルガンの大迫力の演奏にとても感動しました。ひとりでも多くの方に、コレクションの音色を聴いていただき、楽器の魅力をお伝えしていきたいと思います。

SIKIガーデンコンサート

5月~10月の毎週日曜日に開催のコンサート。

演奏家を招いたり、楽器の演奏体験をしたりと日程により内容が変わるので何度も楽しめます。