エリアで見られる代表的な花紹介
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①【湿生植物区】
ミズバショウ
サトイモ科/開花4月
雪解け水の湿原に群生し、白い清純な花を咲かせる多年草。白無垢の花びら状のものは、実は葉が変形した仏炎苞で、黄色い棒状のものが花穂です。
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②【湿生植物区】
ニッコウキスゲ
ススキノキ科/開花6~7月
亜高山帯の湿原に群落を形成し、一帯をオレンジ色に染める高さ40~70cmの多年草です。葉は鮮緑色。朝開き夕方にしぼむ一日花。
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③【湿生植物区】
エンコウソウ
キンポウゲ科/開花5月
山地の湿地や渓流沿いに群落をつくる金色の花。株を中心に、四方に伸び広がる茎をサルの腕に見立てて「猿猴草」と書きます。
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④【湿生植物区】
クリンソウ
サクラソウ科/開花5月
谷間の水の辺りや山地の湿地に生える多年草。輪状の花が何段にも咲き上がる姿が仏塔の九輪を思わせ、ついた和名。約6,000株の群落は当園の自慢です。
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⑤【ロックガーデン 日本区】
コマクサ
ケシ科/開花5~6月
日本の高山植物の女王と呼ばれ、大群落は当園ならでは。他の植物が生育できない厳しい環境下に孤高を守る、気品に満ちた花です。
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⑥【ロックガーデン 洋種区】
エーデルワイス
キク科/開花6月
ヨーロッパの標高3,000~3,500mの日当たりのよい岩場に生育。花の形から「アルプスの星」と呼ばれ、登山家たちの勇気を示す。
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⑦【ヒマラヤ区】
メコノプシス・ベトニキフォリア
ケシ科/開花5~6月
ブルーポピーと呼ばれる青いケシの一種で、透きとおる和紙のような花びらの持ち主。標高3,000m~4,000mのヒマラヤの奥地に自生しています。「ヒマラヤの青いケシ」とも呼ばれます。
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⑧【アジサイ園】
シチダンカ
アジサイ科/開花6~7月
シーボルトの著書「日本植物誌」に名花と紹介された幻のアジサイで、1959年に六甲山で偶然再発見され、各地に広がりました。
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⑨【樹林区】
カタクリ
ユリ科/開花3~4月
「春の妖精」と呼ばれる花。種から花になるまで7、8年の歳月がかかります。晴れた日にだけ花を開き、花が終わると解けるように地上部がなくなります。
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⑩【樹林区】
イワウチワ
イワウメ科/開花4月
落葉樹の林の下、わずかな木もれ日で生育する多年草です。岩場に生え、葉の形がうちわのようだということで名付けられました。
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⑪【樹林区】
ブナ
ブナ科/黄葉10~11月
高さ30mにもなる日本固有の落葉高木。ブナの森は様々な動植物、豊な自然を育み、「緑のダム」と呼ばれています。春の新緑と秋の黄葉が美しい木です。
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⑫【樹林区】
オオバオオヤマレンゲ
モクレン科/開花6月
高さ4m内外の落葉低木で自生は少なく、深山でも稀にしか見られません。純白の芳香のある格調高い花(径5~9cm)を咲かせます。
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⑬【お花畑(7〜9月のみ)】
ヒゴタイ
キク科/開花8~9月
やや乾いた草原に生えます。昔はよく見られた花ですが、今は絶滅危惧種に指定されています。小さなトゲの一つ一つが花で、それが集まり球体になります。
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⑭【お花畑(8〜9月のみ)】
オミナエシ
オミナエシ科/開花8~9月
万葉集に登場する秋の七草のひとつ。女性らしいしなやかな風貌から、「女郎花」と書きます。
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⑮【アジサイ園】
ヒメアジサイ
アジサイ科/開花7月
六甲山の酸性土壌で鮮やかな青色に染まります。 女性的で優美な姿からこの名前がつきました。
映像館のご紹介
1年を通じて園内に咲く花を、DVDを使って楽しくわかりやすく紹介しています。四季折々の高山植物をこちらでご鑑賞いただけます。