神戸には、植物園や博物館、アスレチックパークなど、さまざまな写真スポットがあります。家族や友人と一緒にカメラを持って散歩したい、思い出に残る一枚を撮影したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、六甲ケーブルや北野異人館街など、神戸にあるフォトジェニックな写真スポットを6つピックアップして紹介します。レトロな雰囲気の建物を撮影できるエリアや、ビルの屋上から神戸の美しい夜景を撮影できる施設など、いろいろなスポットを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
六甲ケーブル
六甲ケーブルは、レトロでクラシックな車体が魅力のケーブルカーです。六甲ケーブル下駅と六甲山上駅を結んでおり、緑の中を通って山の上まで登れます。
天然木による座席やガラス張りの屋根など、ゆっくりと六甲山を眺められる車内も魅力的です。山の上からは「六甲山上バス」や「六甲摩耶スカイシャトルバス」に乗って、眺望スポットを巡ることもできます。
レトロな車体が魅力の「六甲ケーブル」
六甲ケーブルは、1・3号車クラシックタイプ、2・4号車レトロタイプといった複数の車体があります。赤と緑の伝統的なフェスティバルカラーで彩られたクラシックタイプ、旧神戸市電をイメージしたレトロタイプには異なる魅力があるため、写真に収めておきましょう。
六甲ケーブルの写真スポット
六甲ケーブル周辺には、六甲山上駅や六甲ケーブル下駅などの写真スポットがあります。ぜひ思い出の一枚を撮影してみてください。
六甲山上駅
六甲山上駅は、モダンなデザインが特徴的なアールデコ調の駅舎です。昭和7年に開業し、今も当時の姿のまま残っており、重厚な雰囲気が人気を集めています。
平成12年には「近畿の駅百選」に、平成19年には「近代化産業遺産」に認定されました。昭和初期のレトロな雰囲気が好きな人は、ぜひ撮影しておきましょう。クラシックなスタイルの車体が魅力の「六甲山上バス」と一緒に写真を撮るのもおすすめです。
六甲ケーブル下駅
六甲ケーブル下駅は、山小屋風にデザインされた駅舎です。大きな三角屋根が魅力で、写真スポットとしても人気があります。六甲ケーブルで山頂へ移動する前に撮影しておきましょう。
実は現在の駅舎は2代目で、昭和7年の開業時には六甲山上駅と同じ様式で建築されていました。昭和13年の阪神大水害で倒壊してしまったため、現在の形で再建され、今も多くの人に親しまれています。
(参考:『六甲ケーブル』/ https://www.rokkosan.com/cable/)
北野異人館街
北野異人館街は、異国情緒あふれる建物が並ぶ人気の写真スポットです。海が見える高台を歩きながら、明治時代や大正時代の建築物を撮影できます。新神戸駅から徒歩10分、阪急神戸線の三宮駅から徒歩15分でアクセスできるので、ぜひ訪れてみてください。
異国の文化に触れられる「北野異人館」
北野異人館街には、歴史的な異人館のほか、美術館や喫茶店、神社などもあります。異国の文化に触れたり写真を撮影したりしながら、散歩を楽しめるでしょう。
北野異人館の写真スポット
北野異人館の写真スポットをいくつか紹介します。
山手八番館
山手八番館は、チューダー様式が魅力的な洋館です。明治後期に、サンセン氏の自邸として建築されました。建物の内部には、ロダン、ベルナール、ブールデルなどの彫刻や美術品が飾られています。座ると願いが叶うといわれる「サターンの椅子」も人気の展示のひとつです。
英国館
英国館は、コロニアル様式の洋館です。建物内部は、アーツ&クラフツ運動の提唱者であるウィリアム・モリスのファブリックで装飾されています。インヴィネスケープやディアストーカーを着用して館内を巡り、記念撮影を楽しむことが可能です。
デンマーク館
デンマーク館は、北欧の歴史や文化を紹介している施設です。バイキング船のレプリカや、童話作家であるアンデルセンの書斎を見学できます。
(参考: 『北野異人館』/ https://www.kobeijinkan.com/)
うずしおクルーズ
うずしおクルーズは、世界最大のうずしおを体験できるクルーズです。淡路島の福良港から出航し、約60分かけて大鳴門橋や鳴門海峡などの写真スポットを巡ります。家族や友人同士で、絶景を楽しみましょう。
淡路島周辺を撮影できる「うずしおクルーズ」
うずしおクルーズに乗れば、直径20mほどの大渦を間近で見られます。うずしおが発生する場所のすぐ近くを通るため、迫力満点の写真を撮影できるでしょう。史跡のある小島も人気の写真スポットのひとつです。
うずしおクルーズの写真スポット
ここでは、うずしおクルーズの主な写真スポットを紹介します。
鳴門海峡
鳴門海峡は、徳島県鳴門市の大毛島孫崎と、兵庫県南あわじ市の淡路島門崎の間にある海峡です。日本百景に選定されており、写真スポットとしても人気があります。
海峡中央部の水深が深く、潮流が速いことが大きな特徴です。ワクワク感あふれるクルーズと、美しい景色を楽しみましょう。
大鳴門橋
大鳴門橋は、鳴門海峡にかかる大きな吊り橋です。うずしおクルーズは、大鳴門橋の下を通って運航します。なかなか見ることができない下からの眺めや、海峡にかかるダイナミックな橋の風景を撮影することが可能です。
(参考:『うずしおクルーズ』/ https://www.uzu-shio.com/)
屋上テラス ソラフネ神戸
ソラフネ神戸は、写真やカメラが好きな人に人気のスポットのひとつです。神戸ポートピアホテルの本館屋上にあるデッキから、神戸の街並みを撮影できます。昼でも夜でも写真撮影を楽しめますが、昼の部は完全予約制のため事前に予約しておきましょう。
屋上から神戸の街を撮影できる「ソラフネ神戸」
ソラフネ神戸では、地上約110mの高さから、ポートアイランドや神戸空港などを撮影できます。天候によっては、明石海峡大橋や関西国際空港、淡路島まで見えることもあるでしょう。夜に訪れて、美しい夜景を撮影するのもおすすめです。
ソラフネ神戸の写真スポット
ソラフネ神戸に行くなら、美しい神戸の街や六甲の山並みを撮影しましょう。
360度の絶景
ソラフネ神戸では、360度の絶景を楽しめます。周囲を見渡せば、神戸の街並みや神戸大橋を撮影できます。夜には、市街地やハーバーランドに灯る光を撮影可能です。屋上デッキの穏やかな光に囲まれ、エモーショナルな雰囲気の中、写真撮影を楽しめるでしょう。
オプションでドローン撮影も可能
事前に予約しておけば、ドローン撮影を依頼することも可能です。ソラフネ神戸の屋上デッキを貸切状態にして、数分間のドローン撮影を楽しめます。空からの絶景を撮影したい場合は、オプションの申し込みをしておきましょう。
(参考:『屋上テラス ソラフネ神戸』/ https://www.portopia.co.jp/sorafune/)
六甲高山植物園
六甲高山植物園は、涼しい気候を生かしてさまざまな植物を栽培している施設です。六甲に自生する植物はもちろん、世界の寒冷地植物や高山植物も楽しめます。約1,500種もの植物が集まっているため、花や草木を撮影したい人はぜひ訪れてみてください。
四季折々の景色を楽しめる「六甲高山植物園」
六甲高山植物園では、早春の草花や初夏の新緑、秋の紅葉など、四季折々の景色を楽しめます。ロックガーデンや湿生植物区など、雰囲気の異なるエリアで構成されているため、バリエーション豊かな写真を撮影できるでしょう。植物にちなんだカフェや雑貨屋もあり、のんびりと食事や買い物を楽しめます。
六甲高山植物園の写真スポット
六甲高山植物園の写真スポットは以下のとおりです。
ロックガーデン
ロックガーデンは、自然に近い状態で高山植物を撮影できるエリアです。高山の岩場のような風景がつくられており、さまざまな高山植物が栽培されています。
樹林区
樹林区は、さまざまな種類の高木が立ち並ぶエリアです。木々の間を散歩しながら、春のカタクリや梅雨のササユリなどの花々を撮影することも可能です。季節ごとの景色を楽しみながら、森林浴をしたい人にも人気があります。
高茎草原
高茎草原は、色とりどりの花が咲くエリアです。ヤマユリやサラシナショウマ、絶滅危惧種のヒゴタイなど、約50種類の植物を撮影できます。
(参考:『六甲高山植物園』/ https://www.rokkosan.com/hana/)
神戸海洋博物館
神戸海洋博物館は、神戸開港120年記念事業として1987年に建設されました。2020年には「神戸とみなとのあゆみ」をテーマとしてリニューアルされ、海・船・港の歴史と未来をさまざまな展示を通して体験できます。帆船と波をイメージした大屋根も魅力的ですので、ぜひ撮影しに行ってみましょう。
海・船の歴史を体験できる「神戸海洋博物館」
神戸海洋博物館は、神戸ポートディスカバリーや神戸ポートヒストリーといったエリアに分かれており、展示や体験型コンテンツを通して船や港に関する知識を深められます。また、川崎重工業による「カワサキワールド」も併設されているため、幅広い楽しみ方ができます。
神戸海洋博物館の写真スポット
以下、神戸海洋博物館の写真スポットを紹介します。
神戸ポートディスカバリー
神戸ポートディスカバリーは、プロジェクションマッピング「神戸港開港150年シアター」や船の模型航路が展示されているエリアです。西洋帆船や貨物船の模型が展示されているだけではなく、港で活躍する船について学べる体験型装置などもあります。トリックアートで記念撮影できる3Dフォトスポットも人気です。
神戸ポートヒストリー
神戸ポートヒストリーは、神戸港開港からの歴史を学べるエリアです。さまざまな体験型コンテンツを通じて、船の役割や港での仕事内容を理解できます。
たとえば操船シミュレーターでは、神戸港を再現した映像を見ながら航海士の仕事を体験可能です。また、ガントリークレーンシミュレーターでは、2本のレバーで船に積まれたコンテナの吊り上げを体験できます。子どもと一緒に遊びながら撮影するのもよいでしょう。
(参考:『神戸海洋博物館』/ https://kobe-maritime-museum.com/)
まとめ
今回は、神戸の写真スポットを厳選して紹介しました。自然の中を散歩しながら撮影できる施設や、屋上から神戸の街並みを眺められる施設など、さまざまなタイプがあるため、好みに合わせて選んでみてください。
体を動かしながら思い出の一枚を撮影したい場合は『グリーニア』がおすすめです。『グリーニア』は日本最大級のアスレチックパークで、水上アスレチックや空中アスレチックなど、さまざまなアトラクションを楽しめます。多くのフォトスポットがあるため、家族や友人と一緒にお楽しみください。
(参考:『グリーニア』/ https://www.rokkosan.com/greenia/)
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