審査員紹介 審査員紹介

Breaker Projectディレクター、インディペンデント・キュレーター

雨森 信(あめのもり のぶ)

雨森 信

1969年大阪府生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業後、設計事務所、ギャラリー勤務を経て、フリーランスのキュレーターとして活動。2002年「NPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)」を立ち上げ、企画・運営に携わる。2003年より大阪市文化事業の一環として「Breaker Project」を始動、西成区を拠点に地域に根ざしたアートプロジェクトに取り組み、独自の表現手法を編み出すアーティストと共に新たな表現領域を開拓する。「水都大阪2009」「BEPPU PROJECT2010」、「札幌国際芸術祭2017」、「さいたま国際芸術祭2020」にてキュレーションやマネジメントを担う。大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員として、現代における「芸術と社会の有効な関係」と、アートマネジメントの役割について研究する。甲南女子大学、関西学院大学非常勤講師。
http://breakerproject.net

建築家(「自然体感展望台 六甲枝垂れ」設計者)

三分一 博志(さんぶいち ひろし)

三分一 博志

Photo Takehiro Goto

瀬戸内を拠点に建築が地球の一部となることをテーマに地域に根ざした設計を行う。2011年「犬島精錬所美術館」(岡山県)では、日本建築学会賞と日本建築大賞を同時受賞。「宮島弥山展望台」(広島県)からの眺望は、2015年ミシュラングリーンガイド(フランス)の三つ星と評価され、翌年「自然体感展望台 六甲枝垂れ」も同一つ星を獲得。
2017年 「直島ホール」(香川県)で国内の公共建築では初の受賞となるWallpaper*Design Award 大賞(イギリス)と2度目の日本建築学会賞を受賞。2018年「The Daylight Award」受賞(デンマーク)など、海外での評価も高い。
近作では、瀬戸内国際芸術祭2019に出展した「The Naoshima Plan 2019『水』」や世界遺産原爆ドーム沿いの「おりづるタワー」(広島県)、2017年には日本・デンマーク外交関係樹立150周年展覧会「Cisternerne × Sambuichi “THE WATER”」 (デンマーク)を手がける。
現在、デンマーク王立芸術アカデミー教授(非常勤)。
著書:三分一博志 瀬戸内の建築(TOTO出版)/三分一博志作品集JA81(新建築社)

P3 art and environment 統括ディレクター

芹沢 高志(せりざわ たかし)

芹沢 高志

1951年東京生まれ。神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことから、89年にP3 art and environmentを開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。
とかち国際現代アート展『デメーテル』総合ディレクター(2002年)。横浜トリエンナーレ2005キュレーター。別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(2009年、2012年、2015年)。さいたまトリエンナーレ2016ディレクター。ART PROJECT KOBE 2019 TRANS- 総合アドバイザー。さいたま国際芸術祭2020スーパーバイザー。2012年から2021年3月まで、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)のセンター長を務める。
著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、『別府』(ABI+P3)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)などがある。

公益財団法人神奈川芸術文化財団 学芸員

中野 仁詞(なかの ひとし)

中野 仁詞

第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2015年)日本館/横浜トリエンナーレ2017キュレーター。1968年、神奈川県生まれ。
主な企画に、パフォーミング・アーツでは、音楽詩劇 生田川物語-能「求塚」にもとづく(創作現代能、2004年、神奈川県立音楽堂)、アルマ・マーラーとウィーン世紀末の芸術家たち(音楽・美術、06年、同)、生誕100年ジョン・ケージ せめぎあう時間と空間(音楽・ダンス、11年、神奈川県民ホールギャラリー)。
現代美術展では、神奈川県民ホールギャラリーにて、塩田千春展「沈黙から」 (07年)、小金沢健人展「あれとこれのあいだ」(08年)、「日常/場違い」展(09年)、「デザインの港。」浅葉克己展(09年、10年)、泉太郎展「こねる」(10年)、「日常/ワケあり」展(11年)、さわひらき展「Whirl」(12年)、八木良太展「サイエンス/フィクション」(15年)、大山エンリコイサム展「夜光雲」(20年-21年)。KAAT神奈川芸術劇場にて、「日常/オフレコ」展(14年)、「突然ミュージアム」(15年、16年)、塩田千春展「鍵のかかった部屋」(16年)、「詩情の森」展-語り語られる空間&オープンシアター(17年)、さわひらき展「潜像の語り手」(18年) 小金沢健人展「Naked Theatre-裸の劇場」(19年)、冨安由真展「漂泊する幻影」(21年)。
慶應義塾大学大学院美学美術史学専攻前期博士課程修了。女子美術大学/東海大学非常勤講師。

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業推進室事業調整課長

森 司(もり つかさ)

森 司

Photo by Kazue Kawase

1960年愛知県生まれ。公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京事業推進室事業調整課長。女子美術大学特別招聘教授。「東京アートポイント計画」の立ち上げから関わり、ディレクターとしてNPO等との協働によるアートプロジェクトの企画運営や、人材育成・研究開発事業「Tokyo Art Research Lab」を手がける。「東京都による芸術文化を活用する被災地支援事業(Art Support Tohoku-Tokyo)」や東京2020公認文化オリンピアード「東京キャラバン」「TURN」のプロディレクターを務めている。
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/

六甲山観光株式会社 六甲ミーツ・アート芸術散歩2021 ディレクター兼六甲オルゴールミュージアム 館長

山川 佳乃 (やまかわ よしの)

山川 佳乃

1971年三重県生まれ。関西学院大学文学部美学科卒。

1994年六甲オルゴールミュージアムオープニングスタッフとして入社。学芸員として、展覧会の企画や自動演奏楽器等の展示に加えてコンサートの運営も担当。2010年4月から6年間、同館副館長として施設コンセプト“居心地の良いミュージアム”を目指して尽力。2016年から本社(六甲山観光株式会社)で六甲ミーツ・アート 芸術散歩や六甲山上施設全体のプロモーションを担当。2021年1月より六甲オルゴールミュージアム館長と六甲ミーツ・アート 芸術散歩ディレクターを兼任。

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