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rokko meets art 2019 おすすめプラン 日帰りアート旅

非日常の空間をピクニック気分でお散歩写真。
六甲山の自然の中に現れた現代アートの作品を楽しもう!

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気分は芸術家?! アートプラン

作品の背景にあるストーリーまで想像してみたくなる。素材や製法、景色との調和などにも着目して、芸術家になった気分で作品をめぐってみるのもおすすめです。

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はが みちこ

アート・メディエーター
はが みちこ

アート・メディエーター
はが みちこ

アート・メディエーター。関西を中心に、アート等にまつわる各種執筆、展覧会やイベントの企画、コーディネーション、コンサルティング、授業、その他もろもろをおこないます。六甲ミーツ・アートは学生時代から毎年の秋の楽しみ。

女子旅プランスケジュール

※横へスクロールしてご覧ください。

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記念碑台

葭村太一「錦鯉ヘッド」

葭村太一「錦鯉ヘッド」

六甲ミーツ・アート10周年を記念して、楠の大木から縁起物の錦鯉を手彫りで掘りあげた葭村太一。今年の目玉作品からアートの散歩を開始。
鯉の木彫の内側は空洞にくり抜かれていて、中に入ると爽やかな楠の香りが。
ぜひ、登って鯉の口から六甲山の景色を眺めてみよう。高さ4m幅2mの巨木に正面から挑んだ、直球で力強い彫刻作品に感服。

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六甲オルゴールミュージアム

小出ナオキ「StyleDoll」

小出ナオキ「StyleDoll」

家族をテーマに、詩情あふれる不思議な世界を作りだす小出ナオキ。
六甲山では、娘とのお人形遊びの日常を箱庭にして、成長期の女の子の内面世界を表現する。
よく観察すると、セラミックでつくられたお人形や服飾品が集められた「女の子エリア」、カラフルな積み木のお城がそびえる「お父ちゃんエリア」などのゾーニングに気づくはず。森の木陰で、おとぎ話のような父娘の空想の広がりに一緒に心を遊ばせてみたい。

國久真由「BPM」

國久真有「BPM」

テーブルのように水平に置いたキャンバスに、
四方から円弧を描き重ねて画面を構成していく國久真有。
大きく広げた腕の回転は、そのまま彼女の身体をトレースし、重層的で勢いのある絵画が立ち現れる。 アートファンなら、関西ゆかりの「具体美術協会」やアメリカのアクション・ペインティングを連想するかも?会期中の公開制作で、ダイナミックな動きにぜひ出会ってほしい。
公開制作スケジュール

小出ナオキ「StyleDoll」

小出ナオキ「StyleDoll」

家族をテーマに、詩情あふれる不思議な世界を作りだす小出ナオキ。
六甲山では、娘とのお人形遊びの日常を箱庭にして、成長期の女の子の内面世界を表現する。
よく観察すると、セラミックでつくられたお人形や服飾品が集められた「女の子エリア」、カラフルな積み木のお城がそびえる「お父ちゃんエリア」などのゾーニングに気づくはず。森の木陰で、おとぎ話のような父娘の空想の広がりに一緒に心を遊ばせてみたい。

國久真有「BPM」

國久真有「BPM」

テーブルのように水平に置いたキャンバスに、四方から円弧を描き重ねて画面を構成していく國久真有。
大きく広げた腕の回転は、そのまま彼女の身体をトレースし、重層的で勢いのある絵画が立ち現れる。
アートファンなら、関西ゆかりの「具体美術協会」やアメリカのアクション・ペインティングを連想するかも?会期中の公開制作で、ダイナミックな動きにぜひ出会ってほしい。
公開制作スケジュール

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六甲高山植物園

伊藤存「児玉多歌緒 伊藤存 二人展〈多歌緒からのことづて〉」

伊藤存
「児玉多歌緒 伊藤存 二人展〈多歌緒からのことづて〉」

伊藤存の作品は、植物園の小道に自然木や石などを使って仮設された手作りの美術館。
ここでは、伊藤と郷土画家・児玉多歌緒(芦屋市立美術博物館所蔵作品の複製)の二人展が。
六甲山の風景を描いた児玉のまなざしにスポットを当て、刺繍のドローイングや陶を用いた伊藤の作品が、柔らかな返歌を送っている。
自然環境で二人の作家の創作の交流が味わえる贅沢さの一方、展覧会の中の展覧会という入れ子仕立ての面白さも。

藤本由紀夫 *astronavigation「星の読書・秋(六甲)」

藤本由紀夫 *astronavigation
「星の読書・秋(六甲)」

「読書」というのは、夜空に星座を見出すように、物事を能動的に観察し、連ね合わせて解釈していく創造的な行為。
藤本由紀夫を中心とする*astronavigationの、四季ごとに場所を変えて開催される「星の読書」、秋の六甲山では音を読む体験を。
木立の中に配された椅子に腰をかけて、周囲の自然やスピーカーから流れる音に耳を澄ませ、この場所の音楽を聴きとりたい。
(撮影:守屋友樹)

伊藤存「児玉多歌緒 伊藤存 二人展〈多歌緒からのことづて〉」

伊藤存
「児玉多歌緒 伊藤存 二人展〈多歌緒からのことづて〉」

伊藤存の作品は、植物園の小道に自然木や石などを使って仮設された手作りの美術館。
ここでは、伊藤と郷土画家・児玉多歌緒(芦屋市立美術博物館所蔵作品の複製)の二人展が。
六甲山の風景を描いた児玉のまなざしにスポットを当て、刺繍のドローイングや陶を用いた伊藤の作品が、柔らかな返歌を送っている。
自然環境で二人の作家の創作の交流が味わえる贅沢さの一方、展覧会の中の展覧会という入れ子仕立ての面白さも。

藤本由紀夫 *astronavigation「星の読書・秋(六甲)」

藤本由紀夫 *astronavigation
「星の読書・秋(六甲)」

「読書」というのは、夜空に星座を見出すように、物事を能動的に観察し、連ね合わせて解釈していく創造的な行為。
藤本由紀夫を中心とする*astronavigationの、四季ごとに場所を変えて開催される「星の読書」、秋の六甲山では音を読む体験を。
木立の中に配された椅子に腰をかけて、周囲の自然やスピーカーから流れる音に耳を澄ませ、この場所の音楽を聴きとりたい。
(撮影:守屋友樹)

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六甲山カンツリーハウス

前田耕平「Exuvia」

前田耕平「Exuvia」

南方熊楠についての研究から独自のアニミズムを展開している前田耕平。
六甲山では、大きな鳴き声で”愛を叫ぶ”蝉に着目。赤い金網と単管パイプでできた蝉の抜け殻は、思いのほか繊細な印象。
会期初日、前田はこの抜け殻の構造物に登って、叫ぶパフォーマンスをおこなった。
秋の気配に包まれてゆく六甲山で、言葉にならない叫びの残響を感じてみて。
(撮影・片山達貴)

野村由香「繰り返される営み」

野村由香「繰り返される営み」

六甲山の土に、草など有機物をドレン機で混ぜ合わせ、練り出して、ゆっくりと会期中にその痕跡を伸ばしていく。
食べて排泄し、肥沃な土を新しく生み出すその営みは、まるでミミズ。
行為することを通じて、自然の生態系や根源的な生を考察する野村由香の若い表現は、時代を超えて、60〜70年代に取り組まれたコンセプチュアルな美術の動向を喚起させる。
公開制作スケジュール

野村由香「繰り返される営み」

野村由香「繰り返される営み」

六甲山の土に、草など有機物をドレン機で混ぜ合わせ、練り出して、ゆっくりと会期中にその痕跡を伸ばしていく。
食べて排泄し、肥沃な土を新しく生み出すその営みは、まるでミミズ。
行為することを通じて、自然の生態系や根源的な生を考察する野村由香の若い表現は、時代を超えて、60〜70年代に取り組まれたコンセプチュアルな美術の動向を喚起させる。
公開制作スケジュール

前田耕平「Exuvia」

前田耕平「Exuvia」

南方熊楠についての研究から独自のアニミズムを展開している前田耕平。
六甲山では、大きな鳴き声で”愛を叫ぶ”蝉に着目。赤い金網と単管パイプでできた蝉の抜け殻は、思いのほか繊細な印象。
会期初日、前田はこの抜け殻の構造物に登って、叫ぶパフォーマンスをおこなった。
秋の気配に包まれてゆく六甲山で、言葉にならない叫びの残響を感じてみて。
(撮影・片山達貴)

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六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅

大﨑のぶゆき「マルチプル

大﨑のぶゆき
「マルチプル ライティング(六甲山の記憶から)」

イメージの溶けてゆく映像で、知覚されるリアリティの不確かさをテーマにしてきた大﨑のぶゆき。
近年の「マルチプル ライティング」シリーズでは、これまでの制作を深化させ、記憶や時間性を意識した制作に取り組む。
今回の六甲山での展示では、阪神淡路大震災から時の止まってしまったロープウェー休止線のプラットフォームとゴンドラが舞台。
この場所に集積した記憶を呼び起こすインスタレーションを展開している。

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風の教会

榎忠「End Tab(エンドタブ)」

榎忠「End Tab(エンドタブ)」

十字架の下、ローソクの献火のようにも見える無数の鉄の彫刻…、
実は、これは廃材のファウンドオブジェ。
関西を代表する巨匠・榎忠が、スカイツリーの建設時に鉄鋼溶接で使われた部材の廃材を収集し、丹念に磨きあげたもの。
都市の象徴を生み出すために消費され、無用となった鉄の塊たちは、安藤忠雄建築の教会の中で、不思議と宗教性を帯びて見えてくる。

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六甲ケーブル六甲山上駅

岩谷雪子「ここにいるよ」

岩谷雪子「ここにいるよ」

公募大賞を受賞した岩谷雪子は、六甲山に通って採集した植物を乾燥させ、
その微細な美しい造形を活かしてマイクロなインスタレーションを駅舎の中に仕立ている。
足元の小さな草花の存在をエレガントに伝える作品には、雄大な自然を相手どるパワフルな作品とはまた違った魅力が。
アール・デコ建築にひそやかに溶け込む配置も絶妙なので、
岩谷の作品マップを手に駅舎の中もぜひ芸術散歩してみてほしい。おすすめは待合室。

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TENRAN CAFE

植松琢麿「Palette-big horn sheep」

植松琢麿「Palette-big horn sheep」

今年のメインビジュアル作品《world treeⅡ》のアーティスト、
植松琢麿のもう一つの作品がTENRAN CAFEに。
景色を一望できるカフェの傍ら、ホワイトキューブのギャラリーには、無数のパレットを身体にもつ大きな角のヒツジ。
なんと、実際に、絵筆でこの水彩絵の具のパレットから色を取って、真っ白な壁にお絵描きできる。
身体と頭(なにを描こうかな?)で参加できるこの作品は、行為と思考の痕跡を残すための彫刻なのだそう。
思い出に、ぜひお絵描きして彫刻の一部になってみよう。

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