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2011年05月06日
スイス三名花のひとつ「ゲンチアナ・アコーリス」
エーデルワイス、アルペンローゼと並んで、ヨーロッパアルプスの三名花のひとつとされる「ゲンチアナ・アコーリス」。当園では他の三名花に先駆けて、4月下旬から5月上旬、ロックガーデンで冴えた濃いブルーの花を咲かせます。今回はスイスアルプスの花々フェアに関連して、このお花を紹介したいと思います。
ゲンチアナ・アコーリスってどんな花?
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ゲンチアナ・アコーリスはヨーロッパの高山に広く分布するリンドウの仲間で、標高1000~3000mの日当たりのよい草原や岩礫地に生えます。茎が極めて短く、高さは5~10cmほどです。茎頂に長さ5cmほどの、大きな濃いブルーの花を咲かせる多年草です。
学名の「アコーリス」は「無茎の、丈のひくい」という意味で、この花の外見的特徴をよく表しています。また、丈が低く小さい姿は、ニワトリのチャボになぞらえられ、日本では「チャボリンドウ」という和名で親しまれています。秋に咲くリンドウのすらっとした姿と比較するとなんだか頭でっかちに見えますが、背が小さいわりに大きな花を咲かせる様子は、いかにも高山植物らしいように感じます。ちなみに英名は「トランペット・ゲンチアン」。トランペットのような花の形に由来しています。
園芸植物としてのゲンチアナ・アコーリス
リンドウの仲間は薬効成分を持ち、苦味健胃薬としてよく知られていますが、このゲンチアナ・アコーリスは、園芸植物として古くから親しまれてきました。欧米では、17~19世紀のイギリスで、最も早く園芸化されています。日本でも数多くの園芸種のリンドウが登録されていますが、ゲンチアナ・アコーリスは1913年にやってきて、濃青紫色の園芸品種「アルペンブルー」のもととなりました。
ゲンチアナ・アコーリスを育てる工夫
ゲンチアナ・アコーリスはロックガーデンや鉢に植えられることが多く、日当たりよく、涼しい場所で、排水よく、保水性のよい土壌を好みます。当園は海抜865m、年平均気温は北海道南部並みではありますが、ゲンチアナ・アコーリスの自生地に比べると、標高も低く、蒸し暑い環境と言えるでしょう。暑さに弱く、当園でも育てるのは簡単ではありません。
当園のロックガーデンは蒸し暑い環境でも高山植物を育てられるよう、排水性を高める工夫をしています。その分保水性には欠けますので、こまめに水やりをするなど、水枯れしないよう気をつかっています。そのほか肥料をたくさんやることや、花つきが悪くならないよう株分けも適宜行っています。
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