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2010年08月12日
8月の花「キレンゲショウマ」と「ヒゴタイ」
キレンゲショウマ
キレンゲショウマは紀伊半島、四国、九州の
深山に生える高さ1mほどのユキノシタ科の多年草。
深い緑色をした手のひらのような葉をバックに、
レモンイエローのラッパ状の花が浮かび上がるように咲きます。
石鎚山、剣山、大峰山、祖母山などに点々と分布し、
山の中でもごくまれにしか見ることができません。
また朝鮮半島や中国東部にも隔離分布するアジア固有種で、
その昔日本と大陸が陸続きであったことを示します。
また、日本人が日本の雑誌に新属として初めて紹介した記念すべき属で、
しかもキレンゲショウマ1種のみ。和名は黄色の花色なのと、
外観が一見キンポウゲ科のレンゲショウマに似ていることにちなみます。
キレンゲショウマは宮尾登美子さん著の『天涯の花』という小説に登場。
舞台は四国剣山で主人公はここで出会ったキレンゲショウマに深く感銘を受けています。
この小説を読んで剣山まで出かけられた方もいらっしゃるのでしょうか?
ヒゴタイ
本州、四国、九州に分布し乾燥した草地に生えるキク科の多年草。
かつてはよく目にすることが出来たのですが、

珍しい色や形のために乱獲されたのか、
今は本州や四国ではほとんど見ることが出来ません。
草地開発の影響を受けた「絶滅危惧種」なのです。
また朝鮮半島、中国にも分布しキレンゲショウマ同様、
陸続きであったことを示す貴重な植物です。
ぼんぼりのような花は一見柔らかそうに見えますが、とんでもない!
油断して触ると痛い思いをします。
そのとげのひとつひとつが小さな花の集まりなのです。
ドライ花材のルリタマアザミと同じ仲間ですが、
ヒゴタイの方が全体的にがっしりしています。
種には綿毛が出来ないのでタンポポのように風に乗って飛ぶことがなく、
そのまま落下します。キク科の中でもちょっと変わり者のヒゴタイですが、
花色の美しさは抜群!透通るような青紫色は、
その形とともに草原の中でも目立つ存在です。
園内でも青いぼんぼりが風に揺られて踊っているようです。
8月中旬から下旬にかけてご覧いただけます。
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