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2010年05月14日
5月の花 「シャクナゲ」
5月は六甲高山植物園のベストシーズン。
花たちはこの5、6月の二ヶ月間に競うように咲き乱れます。
小さな高山植物たちもかわいいですが、この時期に園内でぱっと目を引き、人気を呼ぶのが大木の「シャクナゲ」たちです。
今ではベランダでも育てられる背の低い園芸品種のシャクナゲがありますが、もともとシャクナゲは何十mもの高さの大木が多く、ヒマラヤから中国大陸南部の山岳地帯で驚くほど多数の種が自生しています。
園内には日本で自生する「ツクシシャクナゲ」、「ホソバシャクナゲ」、「ハクサンシャクナゲ」そして「ヤクシマシャクナゲ」など様々な種のシャクナゲが5月初旬頃から咲き始めます。
それでは簡単にそれぞれのシャクナゲの特徴をご紹介しましょう。
ツクシシャクナゲ
九州に多いので、「筑紫」の名がついています。シャクナゲはたいてい5枚の花びらですが、
このツクシシャクナゲは7枚に裂けることが特徴。
当園では淡紅色のフリルをあしらったような花が5mほどある大木に咲き乱れます。
ホソバシャクナゲ
その名の通り、葉の幅が1~2cmと細いシャクナゲです。
生育地は痩せた岩尾根で、環境への適応のために葉が極めて細くなったのでは、と言われています。
ヤクシマシャクナゲ
屋久島固有の種で、大きくても1.5mくらいにしかならない木にたくさんの下向きに垂れ下がるような花を付けます。
屋久島は、小さな島の中に亜熱帯~亜高山帯という広い生育環境が存在することから、
生物多様性の宝庫と言われ、世界遺産にも選ばれました。
このヤクシマシャクナゲは標高1,500メートル以上の山頂付近の高地に生育する花です。
薄ピンクの花色や樹の姿、葉の形などのトータルバランスが美しいことから、ヨーロッパなどで脚光を浴び、
たくさんの園芸品種がこのヤクシマシャクナゲを母種として作られています。
様々な顔を持ったシャクナゲたち。
当園での見頃は、5月上旬~下旬です。ご来園を心よりお待ちしております。
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