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文字通り、人が演奏するのではなく、自動で音楽を奏でる楽器のことです。
欧米では、各時代の技術を使い、さまざまな自動演奏楽器が作られてきました。古いものでは教会の時計塔に組み込まれた自動演奏カリヨン(=組鐘)が知られています。中世からの街並みを残すヨーロッパの街では、今も時計塔のカリヨンの音を耳にすることがあります。
さらに、オルガン、ピアノ、ヴァイオリン、アコーディオン、ハープ、打楽器類…おおよそ目にするほとんどの楽器が自動演奏化されました。数種類の楽器を組み合わせ、楽団やオーケストラを自動演奏するものも登場しました。自動演奏楽器の生産は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ピークを迎えました。当時の最新技術を駆使した新しい自動演奏楽器が次々に製造されました。
しかし、オーディオ機器、ラジオなどの普及により衰退し、現在では、コンピュータ制御の自動演奏ピアノなどが、わずかに製造されるだけになりました。
オルゴールも自動演奏楽器の仲間です。約200年前に、スイスの時計産業の中から生まれました。オルゴールは、他の多くの楽器と違い、人の手で演奏されることはありません。もともと時計に組み込む自動音楽装置として考案されたものです。
自動演奏楽器には、次の3つの要素が不可欠です。まず、音を持つ楽器(or発音体)部分。それに、曲をプログラムした部分。そして、プログラムに従って楽器を奏でる機械部分です。
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